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顎関節症について

​はじめに

近年、顎関節症という病が老若男女問わず流行っています。
原因はさまざまですが、根本的なものは現代人の生活環境やライフスタイルによるものも少なくありません。
また、顎関節症の治療や再発予防においては、今のあごの状態と日々の生活習慣を考えて判断することが大切です。
つまり、患者様ご自身による日々の心掛けがとても大切なのです。当クリニックは、そんな患者さまを全力でサポートしますので、一緒に取組みましょう。

田邊 亙
顎関節症とは?

​顎が痛い・顎に何か違和感...顎関節症の可能性があります。

こんなときは要チェック!

-ものを噛むと、こめかみや耳の付け根が痛くなる

-顎を動かすと、関節がカクカク鳴る

-口を大きく開けられない、開けると痛い

-嚙み合わせに違和感がある

頬を抑える女性
白い背景

顎関節症は、顎関節や咀嚼筋に長時間あるいは慢性的に負荷や負担がかかることで発生しています。
つまり、顎関節症の原因は、ご自身の生活習慣・日々の癖・ご自身の元々の顎の形などの要因が重複していると考えられています。

【顎関節症を発症する場合のよくある生活習慣・癖】

チェック

うつ伏せで寝る

チェック

頬杖をつくことが多く、姿勢も悪い

チェック

もともと、歯並びや噛み合わせが悪い

チェック

奥歯を抜いたまま放置したことがある

チェック

歯ぎしりの癖がある

チェック

硬いものをよく噛む、またはガムを1日中噛んでいることがよくある

チェック

ストレスや緊張が普段から多い

チェック

片方の歯だけで噛む癖がある

チェック

楽器の演奏で顎を毎日使っている

チェック

スポーツや交通事故の際、顎を強く打撲したことがある

若い女性
顎関節症の治療

顎関節症の治療は、セルフケアが中心

顎関節症は、生活習慣病的な部分が大きいため患者自身が行う自宅療法(=セルフケア)が治療の中心となります。顎関節症を起こしている歯ぎしりや偏咀嚼などの悪習癖やそれを誘発する背景などを把握してそれらを取り除くことをしなければ根本的な治療にはならないともいえます。それは症状の改善とともに再発の予防にもなります。

女性二人

【治療方法】

認知行動療法

ブラキシズムや癖など顎関節症の原因となる悪習慣や、その背景をさぐり本人に自覚させ、それらを取り除く自発的な行動を促します。

スプリント療法

​スプリントというプラスチックのマウスピースを装着することで、顎関節や筋肉への負担を軽くし、歯ぎしりなどによる影響を緩和します。

物理療法

痛みの軽減のため、患部を温めたり、冷やしたりします。

薬物療法

痛みが特に強い場合に薬で炎症を鎮めたり、筋肉が痛みで固まっている場合に筋弛緩剤を使ったりします。そのほか、夜間歯ぎしりを抑えるための入眠剤などの使用もあります。

運動療法

開口や顎を動かす訓練をして、口がよく開くようにします。

外科療法

前述の方法で症状の改善が見られない場合に、行うことがあります。
詳細は直接、歯科医師とご相談ください。

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